GOLDEN TIME~4人のイケメン総長たち~
真白君はエレベーターのほうに向かって歩き出す。

あたしは足が止まる。

『どうした?』

『エレベーター乗らない…』

『どうして?』

『怖いもん…』

『何で?』

『だって止まっちゃったりしたら嫌…乗ってる感覚も嫌なの…』

『そうなんだ』

『階段でもいい?』

『いいけど』

6階から1階まで階段で降りた。

帰り道、お互い本の話をして貸し合う約束をした。

『今日はなんかゴメン。勉強付き合ってくれてありがと。じゃあまた明日学校でね~!!』

手を振ってわかれた。

それからテストまでの2週間教科書を見てテスト範囲を勉強した。

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