僕らの宇宙戦艦奮闘記
「なんで、高さ5メートルまで落としているのに、25メートルの雅で、そんなことできるんだよ!」
やりたくても、できる芸当じゃないぞ。
雄二は、頭を抱えて横に大きく首を振った。
『うをぉおお、溺れる。うを、サンマ!サンマの大群がいっぱい!』
「山崎、それサンマじゃなくてサバの群れ。」
だから、なんだ村山!
「うまそうやな…」
雅のモニターは任意に切り替えることが可能だが、基本的にホムラ艦橋内でも確認することができる。
ただ、そんなことをしたところで、雅を遠隔操作できるわけでもないし、はっきり言って邪魔だけなので、普段はやらないが、今回はただのデモンストレーションということもあり、初陣になれるという意味も含めて、一応やっている…というより、そんなことでもしないと、ちょっと暇なのだ。
「…祐太、私はそこの大きい奴。」
『え?なに?カルラ?とればいいの?』
「しなくて良い!」
なんで、溺れてるのに、そんな余裕あるんだよ?
お前、絶対わざとだろう?
『って、く・・・くらげがこんなところまで!溺れる、ちょ・・・マジで溺れる、助けて雄二、お願い助けて!』
・・・・・・・・・・・。
「なぁ、ホンマに溺れてない?祐太のヤツ?」
・・・・・・・うん、それは俺も今思っていたところだ。
「雅のコックピットは、完全密閉空間だろ?」
一応、艦橋クルーに尋ねてみる。