最愛な君へ捧げる愛の詩
−１０月１８日−

その日もいつもと変わらずに琴佳と僕は、琴佳のバイトが終わった夜に会うことになっていた。

付き合ってもうすぐ１ヶ月になる。

琴佳の家のこととか学校のこととか、知れば知るほど好きになっていく

いつもどおり、家で映画をみていると、　琴佳が僕の肩に寄り掛かって甘えてきた。

まだ甘え慣れてない僕にとってはまだ対応できないが

その日は違っていた。

一つの想い…。

琴佳と一つになりたい。

琴佳に触れたい。

その想いが強くなっていた。

愛しい…。

僕は寄り掛かった琴佳にキスをした。

今日のキスはいつもと違っていた。

僕の舌と琴佳の舌がお互いの心の奥まで求めるように絡まり合いとめどない妖艶なハーモニーを奏でている。お互いもう求めすぎて止まらない。

映画の台詞が流れている世界からは掛け離れた二人だけの世界の扉が開いている。

「ねぇ、映画とめようか？」

「はい…」

琴佳は囁くように頷いた。
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