カレシ

「おはよーさん」

先輩はにっこりと笑う。

「おはよっ」

あたしも朝から先輩に会えたのがうれしくて、自然と笑顔になっていた。

「タバコ吸いに行こうや」

先輩はそう言うと歩き出した。

あたしは先輩の少し後ろをついていく。

大学で先輩とまともに話すのはこれが初めてで、また前のように緊張し出してしまう。

こんなんじゃだめだあたしっ!

そう思うと、先輩に話しかけた。

「昨日はバイトお疲れさまっ」

「おー、まあ日曜の夜はひまやからな」

あたし達はしゃべりながら、まずコンビニに向かった。

コンビニに着くと、先輩はまたカフェオレを買ってくれた。

そのまま喫煙所に向かうと、二人でタバコに火をつける。

あたしは喫煙所に来るのは初めてだった。

いつも何人か、ガラの悪そうな先輩達が溜まっていたので、近よりづらかったんだ。

今日はまだ1限目と言うこともあって、他には誰もいない。

「先輩、よくあたしがあの講義室にいるってわかったね」

あたしがそう言うと、

「俺1限、ゆいちゃんらの向かいの講義室なんよ。だるいしフケよう思って講義室出たんやけど、偶然パッとゆいちゃんが目に入ったもんやからさ」

と答えた。

なんかそーゆうの、嬉しいな…


あたし達はそのまま、1限目が終わるすぐ前まで一緒にいた。

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