カレシ
次の日大学に着くと、まきがすぐにかけ寄って来た。
先輩にメールしたことは、昨日メールで伝えていたけど、迎えに来てもらったことや、ごはんを食べに行ったことは話してない。
「おっはーゆい!」
とニヤニヤしている。
あたしも早く伝えたくて、つ一つこの2日間のことを話し出した。
まきは"まじっ!?""キャーッ""うらやまし~"と、話を聞きながら連発。
二人でキャッキャッと盛り上がっていた。
講義が始まって、まきは居眠りをし出した。
あたしも頬杖をつきながら、ボケーっとする。
考えるのは先輩のこと。
先輩もう来てるかなー
今日もメールくるかなー
ふとケータイに目をやると、丁度ケータイが光り出し、ブーッブーッとバイブが震えた。
パッとケータイを手にとってメールを見る。
先輩だあっ
嬉しくなってメールを読むと
☆ゆいちゃん、右見てみ
とある。
…右?
意味がわからなくて、右を見渡す。
特に何にもない。
なんだ~?
とまたメールを見返す。
やっぱり右を見ろって書いてあるし…
そう思ってまた右を見渡す。
…あっ!!!
一気に心臓がハネる。
ドアの所で先輩が立ちながら、
こっちに向かって手をふっていた。
ちょっと恥ずかしかったけど、
あたしも手をふり返す。
すると今度は、"こっちこっち"
と手で呼んでいる。
あたしはすぐにかばんを持つと、まきを起こさないように先輩の所に向かった。