カレシ

次の日大学に着くと、まきがすぐにかけ寄って来た。

先輩にメールしたことは、昨日メールで伝えていたけど、迎えに来てもらったことや、ごはんを食べに行ったことは話してない。


「おっはーゆい!」

とニヤニヤしている。

あたしも早く伝えたくて、つ一つこの2日間のことを話し出した。

まきは"まじっ!?""キャーッ""うらやまし~"と、話を聞きながら連発。

二人でキャッキャッと盛り上がっていた。


講義が始まって、まきは居眠りをし出した。

あたしも頬杖をつきながら、ボケーっとする。

考えるのは先輩のこと。

先輩もう来てるかなー
今日もメールくるかなー

ふとケータイに目をやると、丁度ケータイが光り出し、ブーッブーッとバイブが震えた。

パッとケータイを手にとってメールを見る。

先輩だあっ

嬉しくなってメールを読むと


☆ゆいちゃん、右見てみ


とある。


…右?


意味がわからなくて、右を見渡す。

特に何にもない。

なんだ~?

とまたメールを見返す。

やっぱり右を見ろって書いてあるし…

そう思ってまた右を見渡す。


…あっ!!!


一気に心臓がハネる。


ドアの所で先輩が立ちながら、
こっちに向かって手をふっていた。


ちょっと恥ずかしかったけど、
あたしも手をふり返す。

すると今度は、"こっちこっち"
と手で呼んでいる。


あたしはすぐにかばんを持つと、まきを起こさないように先輩の所に向かった。

< 100 / 177 >

この作品をシェア

pagetop