カレシ
「っ先輩!!」
今まで先輩の話をしていたのもあって、なんだか恥ずかしくなって顔が熱くなる。
上手く目が合わせれない。
「おはよーさん」
先輩はジャージを着ていて、上着のポケットに両手を突っ込みながら話し出す。
「今ちょっとえーか?」
そう言われて、あたしはまきの顔を見た。
「どーぞどーぞ、まきはひろくんの所にでも行くから」
まきはそう言うと、ニヤッと笑った。
先輩はまきを見て
「ありがとうな」
と笑顔。
「えっあっはい…」
まきも先輩の笑顔にやられたみたい。先輩からパッと目をそらすと、顔が赤くなっていた。
後で先輩に惚れたらダメって、言っとかなくちゃ!
「ほな、タバコ吸いにでも行こうや」
あたしがかばんを手に取ると、先輩は歩き出した。