アイ・マイ上司とlove★battle
ゆらゆらと揺れる視界の中で、ソレでも私は不安げに輝を見上げてしまう。
苦しくても、どうしても、やっぱり彼が好きで仕方ないなんて・・・
「そうじゃなくて。鈴はいつも、大事な事は何も言ってくれないだろ?」
だけれど、ジッとこちらを見据えて質してきた輝の口調はショックを増しただけ。
「…も、いい…っ」
「だから、何がもう良いのか言ってくれないか?」
いつものように優しくしてくれると思って、少しは期待していたのに。
今は勤務時間内かと勘違いしそうなほど、輝の声色は実に冷たいモノだった。
「な…んで…私が、悪いのっ…?ひっ、輝だって…どうなのよ…っ!」
「あ、おい、鈴…!」
だから私は我慢ならなくて、酔った勢いで叫んでその場から逃げてしまったの…。
いつも一緒にいるのに…輝の事をよく知らないなって、改めて思わされた一日は。
いつか開いちゃうんじゃないかと、ずっと燻っていた不安が露呈した日だったね・・・