素敵な片思い
この間は、返さなくていいって言ってたよね。
まぁ、返すつもりではいたけど。
気が変わったってことは……カノジョと、少しは進展したのかな。
「小玉さんにもらったヤツだし、返したくねぇ?」
「……まさか!私が持ってちゃダメだって、ずっと思ってたよ。何度か返そうとしたんだから」
私がムキになって言うと、杉浦くんは優しく微笑んだ。
「うん、知ってる。小玉さんもさ、相原に悪いことしたって、謝ってた。ほーんと、優しいんだか優柔不断なんだか」
「小玉さんは……優しいんだよ」
「ちげーし。相原のことじゃん。あんなもん渡されて、よく受けとるよな。ちゃんと断れよ……」
杉浦くんは、私のおでこを小突くと、手のひらを突きだした。
まぁ、返すつもりではいたけど。
気が変わったってことは……カノジョと、少しは進展したのかな。
「小玉さんにもらったヤツだし、返したくねぇ?」
「……まさか!私が持ってちゃダメだって、ずっと思ってたよ。何度か返そうとしたんだから」
私がムキになって言うと、杉浦くんは優しく微笑んだ。
「うん、知ってる。小玉さんもさ、相原に悪いことしたって、謝ってた。ほーんと、優しいんだか優柔不断なんだか」
「小玉さんは……優しいんだよ」
「ちげーし。相原のことじゃん。あんなもん渡されて、よく受けとるよな。ちゃんと断れよ……」
杉浦くんは、私のおでこを小突くと、手のひらを突きだした。