キミの心の声を聞かせて

「それに…」


「それに、なに?」

そう聞かれて「いえ、なんでもないです」と答えた。


本当は、雄大が楽しそうに笑ってる姿を見てるだけでも満足で幸せだったのに。

いつからだろう?


もっとそばにいたいって


もっとあたしだけを見てほしいって思うようになったのは…


いつの間にか、欲張りになっていたみたいだ。



海の中でヨッシー達とハシャぐ雄大の姿を見て、そんな事を考えていた。



< 294 / 402 >

この作品をシェア

pagetop