キミの心の声を聞かせて

ファーストフードを後にして、ショッピングモール内のショップを「可愛いね」「いいかも」なんて話ながらウロウロと歩き回ったあと



あたし達は、近くにあった少し大きめの公園に移動してベンチでのんびりと過ごす事にした。



公園には、噴水があって水しぶきには虹ができている。



その噴水を囲むように家族連れで来ている小さな子供達が、お母さん達に支えてもらいながら手を伸ばして虹を掴もうとしている。




「「なんか、いいね」」



2人揃って呟いて、顔を見合わせてクスッと笑った。



「ちっちゃくって可愛いな」


「うん、可愛いね。虹、掴もうとしてさ。あたしも、小さい頃やった事があるよ。なんか懐かしいな…」



あの頃は、夢や希望もあって、誰かに心閉ざすなんて事もなかった。


目に見える全てのものが綺麗でキラキラと輝いていた。




< 365 / 402 >

この作品をシェア

pagetop