幼なじみなんて二度と言わせねぇ
そこにはさっき教室の前で恋菜と楽しそうに話してた奴がいた
「あれ?お邪魔だった?ごめんね」
『あ!待ってください』
俺がそいつのことを見ているスキに恋菜は俺の腕からすり抜けて奴のもとへ走っていってしまった
微かに聞こえる2人の会話・・
「いいの?彼氏おいてきて」
『彼氏じゃないです!!尚紀はただのおさ・・ただのクラスメートです。それに今日は先輩の話聞きだいので!!』
「あ、じゃ一緒に帰ってくれるんだ〜」
『はい。喜んで』
「じゃ帰るか〜それよりお茶してかない?その方が話しやすいし。」
『いいですよ。先輩に任せます!』
「了解〜ところで赤城ってどこに住んでるの?」
『えっと〜』
ここまでしか聞き取れなかった・・
恋菜が自分から男について行くなんて初めてだ・・
恋菜はあいつが好きなのか?
いや。恋菜の男嫌いは直ってないはず
誰なんだ・・