‡パルソナ‡ 隻眼の海賊
あたしは泣きじゃくるファイに戸惑う。
これ、絶対あたしのせいだよな?
いや、聞かなくても完璧あたしのせいだよな
あたしはただただ泣きじゃくるファイをどう対処すればいいのかあたふたした。
「僕も心配したんですよ。なにせ3日間も寝たきりだったのですから」
「えっ!!3日間も!?」
レイの言葉にあたしは素っ頓狂な声を上げる。
あたし、そんなに寝てたんだ…
あたしはもう一度ファイに視線を戻す。
まだヒックヒックと嗚咽を漏らすものの、涙を止めようと必死に目をこすっていた。
みんな、あたしのことすごい心配してくれたんだな…
そう思うと、自然とあたしの手がファイの頭を撫でた。
「心配かけてごめん。あとありがとう、心配してくれて…」
あたしはレイとファイにそう微笑みかけると、だんだん二人の頬が赤くなりそっぽを向いてしまった。
ん?どうしたんだ、二人とも?
あたしの頭の中にハテナマークが浮かぶ。
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