ACcess -焔-
隣にいるだけでよかった。
面白いとも、楽しいとも思ったことはない。
それが全てだったから。
ただ、笑った顔が印象的だった。
ただ、綺麗な声が印象的だった。
何をするにも、どこに行くにも一緒だった。
自分の一部であり、自分も一部であった。
ただ…それだけのことだ。
それだけの、こと。
今までも、これからも。
それが二人の全てだから。
全てだから。
君が、自分の。
「もっと楽しそうな顔、すればいいのに。」
はっとして顔を上げた。
「…なんか言った?」
頭にハテナを乗せて君は答えた。
「いいやぁ?特に何も?」
「そう…。」
君は少し首を傾げた後、俯いた自分の手を取った。
「疲れてんの?元気出せって!」
それがどこか可笑しくて鼻で笑ってしまった。
「なんだよー!
っていうか、ドンクレって接客したことないんじゃないの?」
覗き込まれた顔を見て、びっくりした。
「何、言ってんだ?」
「え?したことあるっけ?」
「なんの話だ?」
「接客?」
「…違う。」
どこか噛み合わないはずだ。
少し苦笑いしてしまった。
面白いとも、楽しいとも思ったことはない。
それが全てだったから。
ただ、笑った顔が印象的だった。
ただ、綺麗な声が印象的だった。
何をするにも、どこに行くにも一緒だった。
自分の一部であり、自分も一部であった。
ただ…それだけのことだ。
それだけの、こと。
今までも、これからも。
それが二人の全てだから。
全てだから。
君が、自分の。
「もっと楽しそうな顔、すればいいのに。」
はっとして顔を上げた。
「…なんか言った?」
頭にハテナを乗せて君は答えた。
「いいやぁ?特に何も?」
「そう…。」
君は少し首を傾げた後、俯いた自分の手を取った。
「疲れてんの?元気出せって!」
それがどこか可笑しくて鼻で笑ってしまった。
「なんだよー!
っていうか、ドンクレって接客したことないんじゃないの?」
覗き込まれた顔を見て、びっくりした。
「何、言ってんだ?」
「え?したことあるっけ?」
「なんの話だ?」
「接客?」
「…違う。」
どこか噛み合わないはずだ。
少し苦笑いしてしまった。