君の全てを教えて。




「嘉穂もだろ?あんなに
授業中俺のこと観察しちゃってさ〜」



「ちっ、ちがっ
あれはっ」



「しかも手振ったのに
無視しやがったしよ〜」




「だって・・


何かいつもより苦しそう
だったから。」





「・・・」




一瞬時が止まった
気がした。




「・・・またかよ。」




「え・・?」




「別に苦しくもなんともねえよ。当てずっぽうで変なこと言うな。」




「え、でも・・」




「じゃあなんなわけ?
苦しそうな俺に何かしてくれるとでも言うのか?」




腕をつかまれ、
後ろの机に押し倒される。




「ちょっ・・!」




私の抵抗などお構い無しに竹本優斗の顔が近づく。






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