【続】婚約者は旦那様♪
「私、隆之くんに告白されて、気持ちを知って…正直揺らいだ。
最低かもしれないけど達也も隆之くんも本気で好きになったから。
でもね…考えて、整理したら答えが出たの。
私--隆之くんの気持ちには答えられない」
これが--私がだした答え。
隆之くんの瞳が揺れる。
「・・・あいつは、もう優羽のこと好きじゃなくなったかもしれないよ」
「…それでも、私は達也が好きなの」
ううん、愛してる。
2人が左右にいるとき、私の目は達也しか追わなかった。
たくさん人がいるのに達也しか視界に入らなかった。
達也を愛してるから――