キミが居た病院
優香は意を決して鏡の方を見た――が、相変わらず布で押さえられたままだった。
この状況下だったが安心してしまった。
勝手な予想だが、黒い物体は入れないはずだからだ。
扉をノックされても開けなければいい。
鏡も無いのでもうあの人物を見る事はない。
なぜこの部屋に勝手に出入り出来ないのかは分からなかったが、今はこれ以上考えていても仕方が無い。
「パパっ!! パパ!! 助けて!! 怖いよ!!」