キミが居た病院

 美沙は持っていたカルテの様なノートの様な物をまじまじと見ている。

「引継ぎでは特にないって聞いてるし、ここにも特別な事は書いてないよ~。あ、窓がまた開いてたって!」

「そうなんだ……。窓、閉めてくれたって?」

「うん、締めてエアコンを弱風でつけたって。なんか汗かいてたみたいだからって~。でも、どうして?」

「ん? なんか昨日寝ぼけててさ、起きてたっけなーって思って」

「そっかそっか~。でも本当に寝る前は窓閉めないと駄目だからね~!?」

 美沙は体温計を受け取ると、記入して部屋を出て行った。



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