24年の恋~願いよとどけ~
次の日からも私たちは今まで通りの生活を繰り返した。暇があれば授業中もメールして一緒に帰って、帰っても電話やメールする生活。でもやはりどこかぎこちなかった。そしてまたいつものように学校から帰って連絡をとると祐から自転車が盗まれたという連絡が夜はいった。次の日の朝2人で行くことになった。次の日、祐の家の近所の駅で眠そうに待つ私に『いくぞ!』と祐の声。祐は自分の自転車に乗っていた。なぜ自転車に乗っているかと聞くと、すぐでてきたという。それが本当か嘘か今でもわからない。でも、そのこともあり、私たちはまたいつも通りの私たちに戻れた。
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