マスカラ〜年下男子の甘い秘密〜[完]
「ははっ!何、お前まだ俺の事忘れられないとか?」
急にニヤニヤして距離を縮めてくる

『違う!』
首を横に振って一歩ずつ下がった

「照れるなよ、俺は全然構わないし、前みたいにお前と付き合っても」
グッと腕を掴まれて顔を寄せてくる

『何…言ってるの、彼女がいるでしょ』
力任せにブンブン腕を振りながらテツヤを睨んだ

「なんだ知ってたのか」
口元を歪めて笑いながら私の身体を引き寄せた
「別に構わないよな?」


『やだっ』
思いっ切り腕を伸ばして身体をよじる



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