マスカラ〜年下男子の甘い秘密〜[完]
私というモノ
ダメだしばかりで出掛けるのが中止になったこともあった

「なんでもいいよ、好きな物を着て出かけたら?ってなんで泣きそうになってるの」
振り返ると困ったように笑う連

『泣いてない』とまたクローゼットに視線を向ける

あの頃は色々言うのがモト彼の優しさで私の為に言ってくれていると思ってた

でも蓮の一言一言で間違っていたんじゃないかとおもい始めた

まだ決められない私に呆れたのか
「適当に選んでおくから他の事して…」
とクローゼットから追い出されてしまう
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