「俺とキスしてみない?」



「カイトぉ。。。」



「何?
 もしかして人に
 聞かれてるかもしれないって事に
 興奮してたりするの?」




初めて観るその光景に
ドキドキして、好奇心と言うものが
溢れて来たのだけれど
その人の名前を知ってしまった時。
それはズキズキと胸を痛める
原因となった。





「カイト、、、君?」




いくら少しは意地悪だとしても
簡単にキスをするヒトだとは
思ってなかった。
キスってもんは、大切なヒトと
するもんでしょう?



ショックのあまり
握っていたカーテンに
力が入りすぎてキシャ、と
音が響いた。





「誰か、見てるのかなぁー」




隣のカーテンから観えたのは
細くしなやかな指。
静かにカーテンを引き。
カーテンが少し開いた。
そこで
あたし達は眼が合ってしまった。






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