amoroso
「…のん…香音。」
誰かに肩を揺らされ
香音はハッと気がつく。
「香音。ぼーとしてどうしちゃったの。ライブ終わったよ。」
と 隣にいた亜由美に言われ
周りを見渡すと
フロアは明るくなっていて
次々と人が帰っていく。
「あれ?」
「大丈夫??」
「えっ、あっ…うん。」
「私達も行こう。」
「えっ、どこに?」
「何言ってるの?打ち上げ一緒に行こうって言ったじゃん。」
「あっ、そうだった…。」
「ほら行こうよ。トモ君達待ってるから。」
「……ごめん。アタシ帰る。」
「え?!」
「亜由美ごめんね。この埋め合わせは今度するから。」
「えっ…待って香音。」
後ろから亜由美の声が聞こえたが
香音はそのまま出口に向かった。