amoroso
香音はピアノの前に座り
弾き始める。
『♪~』
最初の頃より
スムーズに弾けるようになった香音。
「…上手くなったな。」
と 響が言った。
「本当ですか?」
「ああ。聴けるようにはなった。」
「先輩…誉められてるのか けなされてれのか分かりません。」
「……どっちでも。」
と 響は鼻で笑う。
「ひどいです!」
気がつけば
いつも通りの雰囲気に戻ってた。
聞くなら今しかない
先輩に彼女がいるなら
私は諦めるしかないんだし
と 香音は勇気を持ち
「…あの~先輩。」
と 声をかける。