amoroso
海
梅雨に入り雨が続くなか
久々に晴れになったある日
今日も香音と響は旧音楽室にいた。
「今日は天気がいいですね。」
「…あぁ」
なんて 会話にもならない会話をしながら
2人はのんびりと過ごす。
香音は時々
響の顔を見てしまう。
先輩
本当に綺麗な顔立ちだなぁ
それに
青みかかってる目が
ガラス玉みたいに綺麗
「…おい。そんなに人の顔が面白いか?」
と 響が言う。
「えっ?!」
「じろじろ見過ぎだ。」
「あっ、その…先輩の目青いなって思いまして。」