amoroso




梅雨に入り雨が続くなか

久々に晴れになったある日



今日も香音と響は旧音楽室にいた。



「今日は天気がいいですね。」

「…あぁ」



なんて 会話にもならない会話をしながら
2人はのんびりと過ごす。




香音は時々

響の顔を見てしまう。



先輩

本当に綺麗な顔立ちだなぁ


それに

青みかかってる目が

ガラス玉みたいに綺麗







「…おい。そんなに人の顔が面白いか?」

と 響が言う。



「えっ?!」

「じろじろ見過ぎだ。」

「あっ、その…先輩の目青いなって思いまして。」


< 34 / 54 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop