amoroso




「あぁ。俺ハーフだから。」


「えっ?そうなんですか?」

「嘘をついたってしかたがねぇだろう。」

「そうですね。」

と 香音は言った。




ふっと


『ブーブー』


香音の携帯がポケットの中で震える。


携帯を出し見てみると

マネージャーからで

もうすぐ学校に着くから、校門で待ってて欲しいとのことだった。



「私、帰ります。」

「もう帰るのか。まだ2限じゃねえか。」

「これから仕事なんで。」

「大変だな。」

「歌うの好きだから、そう思った事ないですよ。」

と 笑いながら香音は言う。


「ふ~ん。歌が好きか…。」

と 小声で響が言う。




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