イツカミタユメ
『いつまで口を聞かないつもり?ずっーと話さないの?』
『ぅ…うるさい、おまえが嫌いなだけだ…』
あいつはまた笑顔になり
『やっとしゃべったと思ったら悪口かよ…俺の事、そんなに嫌い?店でもツンツンしてるし』
あいつはすねた顔をする
『おまえが私をからかうからだろ!』
あいつは顔を寄せて
『だって、気になるもん』
いじけた顔をした
『なっ!』
私は顔が熱くなった
『すぐ赤くなる』
あいつは笑ってギュッと左手を握りしめた