純愛ワルツ
「私なんて、何の力にもならない事くらい分かってます。でも、私は…彼女だから茜くんが元気になるまでそばにいる権利はあります!」
「権利?」
「はい。茜くんは私のものです。他の誰にも茜くんのそばにいられる特権は渡しません」
私、独占欲強いんですよ?と笑う胡桃。
堪らず抱きしめると、一瞬体を強張らせた胡桃が
ポンポンと優しく背中を叩いてくれた。
「…大丈夫です。私はずっと茜くんといます。寂しい事も悲しい事も辛い事も、全部私にぶつけていいんですよ」
そうだよ。
俺は胡桃が、胡桃だけがこんなにも大好きなんだ。
他の女の事で傷付いてる場合じゃない。
他の女の事で悩んでる場合じゃない。
この子の事だけ
考えていればいいんだ。
「1人で傷付かないで下さい」
「ありがとう、胡桃」
胡桃だけは失いたくない。
そんな感情を抱いたのも初めてだった。
どうか、ずっと
その甘く儚い優しさで
俺の思考回路を犯して。
他に何も
考えられない程に。
「権利?」
「はい。茜くんは私のものです。他の誰にも茜くんのそばにいられる特権は渡しません」
私、独占欲強いんですよ?と笑う胡桃。
堪らず抱きしめると、一瞬体を強張らせた胡桃が
ポンポンと優しく背中を叩いてくれた。
「…大丈夫です。私はずっと茜くんといます。寂しい事も悲しい事も辛い事も、全部私にぶつけていいんですよ」
そうだよ。
俺は胡桃が、胡桃だけがこんなにも大好きなんだ。
他の女の事で傷付いてる場合じゃない。
他の女の事で悩んでる場合じゃない。
この子の事だけ
考えていればいいんだ。
「1人で傷付かないで下さい」
「ありがとう、胡桃」
胡桃だけは失いたくない。
そんな感情を抱いたのも初めてだった。
どうか、ずっと
その甘く儚い優しさで
俺の思考回路を犯して。
他に何も
考えられない程に。