真夜中の流れ星

翌日の授業変更から似ていない担任の落書きまで様々なことが書かれている黒板の、端の方。
小さく書かれた相合傘。
その下に仲良く並ぶ名前を見て『ああ、やっぱり』と納得してしまった。


「あれ、あいみちゃん?」

扉を開ける音と共に聞こえてきた声。
そちら方をみるとクラスメイトの加藤くんがいた。

「…どうしたの?」

扉を開けっ放しにしたままそこに立っている加藤くんは、私が声をかけるとかすかに肩を揺らした。

一間おいてから何事もなかったかのように彼自身の席へ向かうと机のなかから財布を取り出し、「忘れ物とりにきただけ」と言った。
そんな彼に「そっか、じゃあまた明日」と笑顔を向ける。




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