真夜中の流れ星
加藤君と一緒に他愛のない話をしながら玄関まで向かう。
男の子と話すなんて機会滅多にないから、緊張して反応が遅れるけど、加藤君はそれにも笑ってくれて私も笑い返すことができた。
林君がどうして私を探すのかどんな用事があるのか全く検討がつかなくて頭の中がぐるぐるした。
だって、私は彼を知っている。
けど彼は私のことを知らない。
玄関が見えてきて、彼の姿も見える。
胸がドキドキする。
顔も、手も、体中が熱くなるのがわかった。
「洋介ーあいみちゃんいたぞー」
加藤君のその大声に驚きつつも、私は林君を見つめる。
視線が絡まると、彼はなんとも言えない表情をした。