陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜
パシン!


渇いた音が辺りに響いた。

「なな…なにすんのよ!」

思わず政宗の頬を引っ叩き、叫ぶ。

「なにって…どうかしたか?」

怪訝そうな顔をして聞き返す政宗に、幸姫は唖然とした顔になる。

「どうかしたかって…どうかしたに決まってんでしょうが!」

憤慨する幸姫をよそに、政宗はわけが分からない、という風に首をかしげた。

「突然こんな…こんなことされたら、誰だって怒るでしょうが、普通!」

政宗の全く悪びれた様子もなければ、本当に意味が分からないという態度に、まるで自分が間違っているかのような錯覚を覚える幸姫。


…いや、そんな事ない!
私の感覚、おかしくないもん!


キスなんて…
自分の好きな人とじゃないとしないでしょうが、普通!


「俺と寝床を共にしたがる奴ははいて捨てるほどいる。みな、俺の寵愛を受けたくて、それこそ、自らせがむ奴もいたぞ」


政宗の言葉に、幸姫は目を丸くした。



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