陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜
なにかを睨み付けている小十郎。視線は僅かに自分からは外れている。
ちらりとその先を追ってみる。

「こた!」

無事に再会できたことに、思わず笑顔になる。

が。

「幸姫をはなせ」

すぐに顔から一気に血の気がひく。

「ちょ…こた!?」

政宗に首筋に突き付けている刃物の存在に、幸姫は慌てた。
だが、政宗は気にする様子もなく、余裕の表情で笑う。

「ちょっと、はなして!」

とにかく、小太郎を止めなくては。


約束したから、殺しはしないと思うけれど、なんだか雰囲気がおかしい。
それになにより、目の前で青筋たてて怒っている人間が怖い。


半ば泣きそうになりながら、幸姫は必死でもがいた。


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