陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜
暴れていると、ふと、政宗の腕の力が弱まった。グラリとバランスを崩し、幸姫は床に倒れ込みそうになる。

「あ…ありがとう」

すんでのところで、小太郎が腕を掴んでくれたおかげで、幸姫は痛い思いをせずにすんだ。

だが。

「ちょ…何して」

「黙れ」

小太郎の喉仏に、短剣を突き付けているのは小十郎。

「貴様が刃を向けていた方が、どなたか知らぬわけではないだろう」

「…俺の主はこいつだと言ったはずだ。幸姫に害を加えるやつは、容赦はせん」

お互い、どちらも譲らないといったふうに、睨み合う。




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