陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜
「なんなんだろ、一体」

幸姫は、稲刈りをしていた手を止めた。

もう、何度目かわからない。


もう少し…


そう言われて、不覚にも喜んだ自分がいた。


…てか、愛姫がいるんだから。


何度も何度もそう、自分に言い聞かせた。

この時代では、普通なのだと思っても、自分の気持ちはそれじゃ納得できないし、受け入れることなんてできない。


って、そうじゃないや。



何度も脱線する思考を、正規ルートに引き戻す。


こたも一緒に。



政宗が何考えてんのかがわからない。




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