陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜
ふと、微かに懐かしい、桜の香りが漂ってきた。
匂いの元を探すように辺りを見回す。

「…主!!」

いつの間にか、黒一色の世界から、見覚えのある、懐かしい桜並木がならぶ街道に立っていた。
そして、少し向こうに、懐かしい顔見えた。着物から時々のぞく肌には、様々な切り傷が見え隠れしていた。


あぁ…無事だったのか…


安堵の息をつく。
と同時に、主の下へと駆け寄った。






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