陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜
部屋を出る瞬間だった。

「こたっ!?」

信長の刃が、小太郎の腹を突き破ったのが見えた。
真っ赤な血が、小太郎の体から突き出た刃を伝う。

「わぁぁぁ!」

「幸姫!」

ぶんっと政宗の手を振りほどき、信長に向かって走り出す。
信長は小太郎の体に突き刺した刀を抜き、幸姫の方を向き、構えた。

と、その時だった。

「ぐっ…!?貴様…!」

にっと笑う小太郎。
苦無が信長のわき腹に刺さっている。

小太郎に切りかかろうとする信長を、そのまま幸姫は体当たりをして何とか倒して防ぐ。

ふー、ふー、と、まるで猫が威嚇をするように、荒い息で信長から小太郎をかばう様にして立つ。



< 478 / 524 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop