陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜
上へと向かっていると、時折外が見えた。
真っ暗なはずなのに、外はなぜか妙に明るい。

「どこまで行けばいいんだ…?」

ふぅ、と政宗が呟く。
私は時折、後ろを振り返る。

「心配か?」

言われて頷く。

「当たり前でしょ…心配に決まってるじゃない」


本当に良かったの?
小太郎を置いて、先に逃げて。

本当に、それで良かった?


何度も自分の中にその思いが沸き起こる。


…きっと、このまま無事に逃げられても、小太郎が助からなきゃ、私、一生後悔する。


ぎりっと歯を食いしばる。


< 480 / 524 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop