あの音をもう1度
「あぁ。それは…昔、俺の親と奏の親が交流があったんだとさ。それを俺は前に聞いてたから」




なるほど。


まさか、そんな前から涼太とつながっていたなんて…



ある意味、運命かも。





「ま、認めてもらったことだし
(いろいろ制約はあるけど…)
これで家でにも練習できるな!」



「うん!」


顔を見合わせてニコッと笑った。





実は昨日、早速部屋のピアノに触れた。


あんなに拒んでいたのに気持ちの整理がついた途端、なんのためらいもなくドアを開けれた。



部屋はあのときのまま。


掃除もされていて、すぐに鍵盤に触れた。



気持ちよかったなぁ…



この音楽室のピアノとは少し違う感覚。


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