赤い糸は意外な所に・・・
夕方・・・

「今から話すことはお前にとっては衝撃的かもしれないが、落ち着いて聞けよ。」

「・・・はい。」

「朝弥、お前は・・・武士の子なんだ。」

「・・・!!」

「それから、私と一緒に行動していた男、嵐野雷次はお前の兄だ。」

「・・・それならばどうして、どうして俺は売られたんですか!?」

「すまないが、それは分からない・・・。」

「そうですか・・・あ!あ、あの貴方と兄の関係も教えてください!」

「わかった・・・雷次と私の関係は・・・
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