飴色蝶 *Ⅰ*
私は今、ここで起きている
出来事が、とても現実には
思えなかった。

暴力団関連のニュースでよく
対立する組同士の抗争
発砲事件等、聞いたことは
あったが

自分には全く関係の無いもので
いつも聞き流していた。

でも、聞こえてくるの・・・

庵達が話す声が・・・

会長が、撃たれたという事実を
話す声が聞こえてくる。

私はどうして・・・

こんなところにいるのだろう?

「兄貴、お電話です」

「カナメか、俺だ
 ああ、分かった
 すぐに向かう
 
 シバ、俺は病院へ向かう
 お前は、ここで連絡を待て」
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