飴色蝶 *Ⅰ*
ずっと近くで、私は
庵の瞳を見つめた。

彼は恥ずかしがって、瞳を何度
も逸らすけど

私は、じっと見つめ続けた。

彼の深い悲しみを、寂しさを
苦しみの全てを

私は、知りたい・・・

知ってあげたい。
   
私の愛で貴方がほんの少しでも
幸せを感じてくれれば

私は、それだけで嬉しい。

彼の全てを分かる事など

無理な事。

だけど、私は、貴方の全てを
分かりたいとそう、思った・・

幾度も口づけを交わし

見つめ合う二人

時間だけが過ぎて行く。
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