田舎姫と都会王子
「悪い…。」


「お尻ぶったっちゃ~。」


小梅は尻を撫でながら涙目に立ち上がり、俺を見た。


(もっと泣かせて困らせてえ……)


小梅の涙目な目が俺の中にあるS心をくすぐらせた。


「悪かったって。わびに深いキスしてやるから。」


「深いキス?」


小梅はそう言って首を傾げた。


「ああ。」


「キスに種類があるんちゃ?」


「は?」


(もしやこいつ、ディープキス知らないのか?)


「だからキスに種類があるんちゃか?」


俺が呆然としているとき、小梅は俺に聞いてくる。


(純粋すぎるだろ………)


小梅の純粋さに驚いていると、遠くから声が聞こえてきた。
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