田舎姫と都会王子
「あの、離して頂けませんか?」


本当だったら蹴りの一発でも食らわせて逃げたいのだが、学校ではお嬢様って事になっている。


「駄目!要が来るまで一緒に待とうね。」


(ヤッパ無理か……)


どうやって逃げ出そうか考えていると、遠くから走って来る足音が聞こえてくる。



「小梅、てめえヤッパ逃げてたな?」


息を切らし要は、私と徹の近くまで走ってきた。
< 85 / 286 >

この作品をシェア

pagetop