田舎姫と都会王子
「お前も、俺を拒むのか。」


「えっ…ンンッ!!」


フッと悲しい顔をしたかと思ったら、要は自分の唇を私の唇に押し当ててきた。


「ンッ!プハッ…うっ嘘つき。しないって言ったのに!」


「それはお互い様だろ?お前も約束を破ったんだからな。」


二ヤッと口の端だけを上げ私を見下ろす。


(ヤッパさっきのは見間違いだ。)


< 89 / 286 >

この作品をシェア

pagetop