◆◇姫と王子の運命の恋◇◆
【翔斗side】


「まっじで、お前ちひろにそんなこと言われたんだ!
どーだ?幸せメーター120%くらいなんじゃねーの??」


航也に相談中のオレ。

てゆーか、テンション上がりすぎて自慢したいだけ。


「120%くらいじゃおさまんねぇよ。
500%くらい」


「お前・・・そこまでちひろに惚れてんのかよ(笑)」



「当ったり前じゃん!!
今日のちひろを見てますます惚れた!!!」



こんなこと平気で言えるようになったオレってすごい(笑)

でもやっぱ本音って言ったほうがいいし。


「って航也、お前今日さー・・・
真麻菜と一緒に調べ学習したんだろ??
どーだったよ」


「別にー?
普通に可愛いと思うけど」


そう!

航也は真麻菜に惚れてます・・・。


「お前さ、経験豊富なくせになんであんなごく普通な真麻菜に行くワケよ?」


オレはそれが1番疑問ですよ・・・。


「あ?真麻菜は全っ然普通じゃねぇ!!
正直言って、ちひろに負けてないくらい可愛いぞ!
スキンケアめっちゃ頑張ってる肌してるし!
無駄毛の処理だって欠かさないって感じだし!」


「・・・お前、そこまで見てんのかよ。
気持ち悪ぃ・・・」


「いいんだよ、オレは女の子観察が趣味なんだから」


こんな奴と親友なんて、オレもどうかしてんな。


「まぁしょーとさ。
姫に近づいてうきうきするのはわかるけどさ。
早く告んないと、姫にもしょーとじゃない王子ができちゃうよ?」


・・・・・え
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