◆◇姫と王子の運命の恋◇◆





「うわああああああああああッッッッッ!!!!!」






だいたいのときはいつも、あたしが巴投げします。


そしたら男の人は泣いて帰ります。


だいたいこのパターンです・・・。


あたし、小学校時代は柔道やってたので。


まぁプリンセスなんて呼ばれてるのにこんなことしてるのもおかしいですけどね・・・。


翔斗くんにだけは、何があってもしません・・・いくら本人に頼まれても。




「ちひろー今日も見事な巴投げごくろーです」




「真麻菜!見てたの・・・?」




「うん、もしかしたらOKするかなって思って♪」




「しないッッッ絶対に!!!」




「翔斗王子に告られたらどーする??
・・・ちひろ姫♥」




う・・・真麻菜ってばほんと経験豊富・・・。




「まだわかんないよ・・・
だって翔斗くんはあたしのことなんか好きじゃないし」




そうだよ・・・

両想いなんて絶対ありえない。
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