BABY×DOLL
「子宮筋腫…」

「変に隠すのもおかしいでしょ?まぁ…貴方達の関係が誰にもバレてなかったのが唯一の救いね」

「そう…」

今となっては、何が良くて何が悪かったのか…全然わからない。

しばらく遠藤さんは話しをして帰っていった。

…広い部屋に一人きり。TVを見る気にもならなかった。

手術の事で頭がいっぱいなの。

しばらくして夕御飯が運ばれてきた。聞いていた通りの豪華なメニュー。

…ちっとも美味しそうじゃないよ。あたしは食欲もなく殆ど手をつけなかった。

実は虎の会見を見た日から、ろくに食事を取る事ができなかった。

さすがに無理だった…

何時間もベッドに横になり、ぼんやりしていると看護師さんが入ってきた。

「中森さん、処置を行いますね。これに着替えて処置室までお願いします」

そう言って渡されたガウンのような病院着に着替え、看護師さんの後をついていった。

処置室に入るとカーテンが引いてあって、中から呼ぶ声があった。

「中森さん、中に入って台にあがって下さい。着てるものは少し上げてくださいね」

「はい…」

ワケがわからず無防備にカーテンをめくると


そこに現れた診察台に恐怖を感じた…。
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