最後の涙

「そろそろ3時やなぁ〜…」


純くんと百合は時計を見てフロントをうろうろ。


「じゅんじゅん部屋行っても変な事せんといてねー」

「えー?なんやそれー笑」


2人はあたし達の方を一斉に見てきた。

あぁ…さっきのやりとりのマネっすか?


「マネすんなやぁー笑」


そんな2人に激しくつっこむ草太。


「いやー!!じゅんじゅん草太がいじめるぅ〜」

「草太ぁ!!俺の百合ちゃんいじめんなやぁ〜」

「いじめてへんわっ!!!!」


なんやコレ 笑 みんな元気やなぁ〜
あたし疲れたわぁ…

ぎゅっっ


「さーえーきぃ 泣」


隣を見ると草太があたしの右腕に抱きついていた。


「わっ!!ちょっ…へ!?なにやってるん!?」


もちろん好きな人に抱きつかれたらてんぱるわけでして…
思考回路がっ!!


「百合ちゃんと純がいじめんねん〜!!」

「えぇ!?知るかぁ!!話せやぁー」

「さえきもいじめるん!?俺、絶対離さへんで!!」

「離せぇー!!!!」


腕を思いっきり動かすとさらに抱きつく


「もうなによおぉ!はずいぃー!」

「恥ずかしいんか!?」


お前に巻き付かれてるからだよ!!怒


「こんなとこで腕にくるまんといてぇー!」
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