導花線の花種
時代劇などでよく使われる侍言葉。

アレも実はフィクションで、実際に当時の武士があんな言葉で喋っていたというものではないのだそうです。
ただし、作られた言葉遣いと言っても「時代らしさ」を表すためのお決まりの言葉として、創作作品で使われることが定着してきた言葉ということになりますから、一概に、「なんだ、嘘なのか。なら使う必要ないじゃん」というものでもなくて。
「らしさ」を表現するためのツールとして、やはり時代小説では会話文に使うべきなのだとは思いますが。

結局、文書に残っているのは全て書き言葉なので、時代劇の侍口調が想像上の言葉になってしまうのは仕方がないのです。
後の時代に口語と文語の統一が為される以前は、書面の書き言葉と話し言葉が現代のように一致していなかったので、記録にほとんど残っていない当時の口語など、全てを正確に知るのは難しいということなんですよね。

とまあ、そのへんを踏まえた上で、恋口では現代語を多用しております。

ただし、秋山隼人を主人公にした外伝「かげろうの殺しかた」では正統派の時代小説を書こうとしています。
なので恋口ではバリバリ現代語を喋っている隼人くんですが、かげろう~ではあのチャラい口調はいっさい出てきません。

同じ人物なのにこれをどう書くか、は結構苦労している部分だったりします(^_^;)
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