未完成恋愛論
「未完成恋愛論」
「未完成恋愛論」

深く深く沈んで 螺旋を降りていく
君の一部分欠片が
拾えたらいいな

天国にいる君へ 想いは飛んでいく ジャンプして飛んでいく

君が残してくれた空色の水彩具
僕はそれを手に何度もキャンバスに向かっていく
どんな場面でもその笑顔は残っているから
僕は一番好きだったその笑顔探している

夜と朝で 街の景色は変わる
そして鏡に映る僕の顔も
例外なく

ただそれだけで 天国の君と地上の僕は離されているようで

君が残してくれた物大事にしている僕は
「アトリエ」の中で記憶の中で精一杯探しているんだよ
どの笑顔も市販の絵の具じゃ残せないから
僕は、証を描き続ける君の為に

僕の背中には翼がない
だから君がいる場所に行けないのか

君が残してくれた空色の水彩具
僕はそれを手に何度もキャンバスに向かっていく
どんな場面でもその笑顔は残っているから
僕は一番好きだったその笑顔探している

< 162 / 162 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

小説「グレイなる一族」

総文字数/140,863

コメディ211ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop