純恋愛
終わった・・・あたしの中学校生活
ただでさえ、不良の多いこの学校で地味に目立たないように生活してきたのに
こんな、はずみでいままで培って(つちかって)きたものが崩れさるなんて・・・
「あやまれよ・・・」
「えっ!」
「慎さんに謝れっつってんだよ!」
「ごっごめんなさい」
「そんな、薄っぺらい謝罪で慎さんが許すとでもおもってんのかあ?」
「ええ、そんな・・・そっちが謝れって・・・」
「んだと!!文句あんのか!?」
「ないです!ほんとすいません!!」
「おい、そこまでにしとけ」
「し、慎さん・・・でも」
「もういい。お前、名前は?」
「愛田 鹿です・・・」
「しか?変な名前だな」
「は、はあ」
ヒソヒソ周りから声が聞こえる
「終わったなアイツ」
「かわいそー鎌田君に目、つけられるなんて・・・」
「やべーよあいつ、半殺しじゃね?」
「少なくとも、1か月は退院できないな」
うっやっぱり・・・あたし死ぬんだ